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行く先に音楽がある

こんにちは。

 

先週今週とお天気続き。

秋が短いドイツ。冬がやってくる前の秋晴れはとっても嬉しくて、ほっこりします。

 

前回の投稿からだいぶ月日が流れてしまいましたが、その間、夏は義両親や友人が遊びにきてくれたことが思い出深かったです。ここまで来てくれて本当にありがとうの気持ちでいっぱいでした。

 

同じ場所でも一緒に行く人が違うと見どころも違いますし、案内している私自身が住む街再発見の日々。そしてカタコトドイツ語で挑戦する日々でした(笑)


この2年の間に、ヨーロッパのいくつかの街に行きました。

 

上下の写真は昨年4月下旬に行ったイタリアのローマ。遺跡フォロ・ロマーノからの景色。奥に見えるのがコロッセオです。

 

私はこの街に着いて、真っ先に気になったのが、「松」。

 

キノコみたいな松だなぁ~

 

なんて思って、はたと気が付きました。『ローマの松』だ!

 

イタリア生まれレスピーギ作曲の「ローマの松」。「ローマの噴水」「ローマの祭り」と合わせて「ローマ三部作」と呼ばれている交響詩のひとつ。

 

学生のころ吹奏楽コンクールに参加すると上手な学校が演奏していることが多く、私は演奏経験ありませんが知っている曲でした。


作曲した音楽家が生まれた場所、この街が舞台の音楽。

ローマの松と景色を見て、一気に血が通ったような感覚になりました。

 

なんで来る前に気が付かなかったんだー!!とばかりに宿に戻ってローマ3部作を聴きました。ゆかりの場所を調べました。が、日程的に行く時間もなく。。ううっ!残念。。

 

それからは、行く先にどんな音楽があるのかな?と意識するようになりました。

 

 

ローマの松はイタリアカサマツ(学名:Pinus pinea)という種類だそうです。

 

この傘状は、も、もしや剪定してる??と思ってしまいましたが、この木は年数が経ち10m以上になって老木になると下枝が落ちて傘状になるんですって。

 

この背丈は確かに圧巻!ローマの歴史をローマの松でも感じられることに納得でした。そこに音楽が加われば広がる景色がさらに鮮やかに、奥深くなりますね。

 

行く先にある音楽、これからも楽しみです。